2014年12月23日火曜日

アナログ端子付きの公衆電話

たまに見かける公衆電話ボックス。グレーの電話機は、確か20年ほど前に登場したと記憶している。

この電話機には、ISDNとアナログのモジュラージャックが付いている。

90年代前半、当時のアナログモデム付きのノートPCをこの公衆電話のアナログ端子につなげて、インターネットプロバイダーのアクセスポイントに電話をかけると、インターネットに接続することができた。

私自身、ほんの数回使ってみた程度ではあったけれど、「その気になれば、どこでもインターネットにつなげられる時代がやってくる」と実感したものだ。

X-T1 XF23mm F2.2 1/140 sec. ISO 200 0EV
アナログ端子を備えた公衆電話。20年前のモバイルワーカーを支えてくれた。

2014年12月7日日曜日

新しいカメラで光を記録する

買ったばかりのカメラを持って、散歩に出かけた。新しいカメラを持って外に出かけると、見るもの全てを被写体としてみきわめようとして、キョロキョロしながら歩くことになってしまった。

すこし急な坂を登りきり有栖川公園まで来たところ、いちょうの葉が、見事な黄色に染まっていた。

たまたま逆光の位置だったけれど、陽の光をいちょうの幹に隠してシャッターボタンを押すと、カメラがすべての調整を一瞬で行い、鮮やかな色を記録してくれた。

もしかしたら、スマートフォンのカメラでも同じような写真が撮れたのかもしれないが、新しいカメラを買ったばかり今は、確認しないでおくことにしよう。

X-T1 XF23mm F2.8 1/140 sec. ISO 200 0EV
いちょうの葉の色が、逆光の中で浮かび上がった

2014年5月18日日曜日

一瞬の輝き

エレベーターのドアが開いた時、いつもは薄暗いホールに光が差し込んでいた。となりの建物の外壁とは1メートルも離れていないけれど、太陽の光がこの瞬間だけ、壁の間を貫くように照らしたようだ。

この写真を撮ったあと、光は潮が引くように去っていき、いつもの薄暗さに戻っていった。

一瞬差し込んだ光に照らされる